司法書士が業務を行ったときに受ける報酬については、各司法書士が自由に定めることになっていますが、司法書士会の会則では、「司法書士の報酬は、その額や算定方法・諸費用を明示し、依頼者との合意によって決定する」ことと定められています。

そのため、報酬については、事前に充分な説明をした上で、金額を明示する必要があります。

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ちなみに報酬額は、場所によって開きがあります。
司法書士の独占業務となっている「登記(不動産/商業/法人…など)関連の業務」の報酬額は、1件当たり1~3万円台が相場です。
収入を上げるためには、登記業務をいかに効率よく数をこなすか、あるいは、登記業務以外の仕事を数多くこなすことができるのかが、カギになってきそうです。

1000万円程度の不動産の売買で、司法書士が受け取る報酬の額の地域ごとの平均は以下のとおりです。

 北海道地区 35816円
 東北地区  37365円
 関東地区  44729円
 中部地区  44200円
 近畿地区  55436円
 中国地区  45164円
 四国地区  42355円
 九州地区  40974円

さらに詳しく知りたい方は、日本司法書士連合会の行なったアンケートをごらんください。

  詳細 ⇒  報酬に関するアンケート 

一方、気になる司法書士の年収ですが、日本司法書士連合会によると、司法書士事務所の平均年間報酬額は1,400万円程であるとされています。
ただし、この金額は「手取り額」というよりも、経費を含めた報酬額に近いものです。

司法書士として事務所を開いている場合、事務所維持費や人件費等の諸経費が掛かりますので、1,000万円を超えるような収入があるとはいえ、その半分は諸経費になるのではないでしょうか。

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